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 シャープは9日、同社の太陽電池量産について、社会に貢献した発明や歴史的な技術開発の偉業をたたえる米国の技術賞「IEEEマイルストーン」に認定されたと発表した。同技術賞は米国電気電子学会(IEEE)が開発から25年以上経過した技術を対象に表彰するもので、日本ではこれまで東海道新幹線や鉄道の自動改札システムなどが選ばれている。同社としては2005年の電卓に続く2度目の受賞。今回、国際的な“お墨付き”を得たことで、同社は太陽電池事業の拡大につながると期待している。

 IEEEは、シャープが1959年に太陽電池の研究を始め、量産に成功したことや、灯台?宇宙用から住宅用にまで事業を広げたことを評価した。今回、同時受賞となった関西電力の「黒四ダム」を含め、日本では14件が受賞したことになる。同日、大阪市内で行われた授賞式でシャープの片山幹雄社長は「今後も先月稼働したばかりの新工場から最先端の太陽電池を世界市場に供給していく」と話した。

【予報図】

 ■世界市場での営業基盤強化

 「成長市場であることを踏まえると、前回の電卓よりはむしろ、太陽電池が評価されたインパクトは大きい」

 シャープ関係者はこう述べ、「IEEEマイルストーン」が経営資源を集中投下する太陽電池事業の拡大を後押しすると手放しで喜ぶ。

 同社は3月29日に世界最大級の太陽電池新工場(堺市)を稼働したばかり。世界シェア4位の同社は、新工場で生産する低コストの太陽電池を武器に、大規模発電所など産業向けに攻勢をかける戦略だ。企業イメージやブランド力向上につながるIEEE受賞を首位奪還に向けた追い風としたい考え。ただ、世界の太陽電池市場も景気低迷のあおりで投資を抑制する傾向が続いており、産業用市場の伸びは想定より下回るとの見方もある。加えて、世界的に参入企業が増え、供給過多を指摘する声もある。

 過剰生産によってリーマン?ショック後に訪れたような余剰在庫が膨らむ事態に陥れば、価格の下落圧力がさらに強まる。シャープの新工場もコスト回収が遅れると、拡大戦略は裏目に出る危険もはらむ。

 これを克服するには、技術面だけでなく、世界規模の営業基盤強化も不可欠。また、コスト競争力を一層高めるには、技術力を生かしライバルメーカーへの供給も選択肢の一つとなりそうだ。(佐藤克史)

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引用元:エターナルカオスNEO(NEO) 情報局
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